京都市・山科区にある歯医者【さくらぎファミリー歯科】
歯周病治療④
みなさんこんにちは
さくらぎファミリー歯科です。
前回は歯茎の上の歯周病治療に関してご説明しましたが、
今回は歯茎の中の歯石の除去(歯肉縁下歯石)に関して説明します。
半年以上歯科医院へ通院されていない方の大多数は
歯周ポケットを4mm以上の部分が存在し、そこには
歯茎の深いところへ潜む歯周病の原因となる菌が存在します。
深いポケットに潜む歯石や悪性の菌は歯茎のの中の見えない部分
に存在するため、歯科衛生士が専用の器具を使って1本ずつ手探りで行うため
1回の治療ですべての歯を行うことは難しいのが現状です。
日本歯周病学会のガイドラインにもあるように
4〜6回のブロックに分けて行います。
右上、左上
右下、左下 の4回
もしくは
右上、上の前歯、左上
右下、下の前歯、左下 の6回
本当に大量の歯石をついている場合は6回に分けて行います。
場合によっては麻酔も行います。
そして一度しっかり歯石を除去すると
メインテナンスへ移行し2~3ヶ月おきのメインテナンスとなります。
大事なのはまた元の状態に戻らないために、一度歯周病治療で頑張って
通って頂いた後は、定期的な受診をしていただきます。
表面上の歯石や着色は再び、沈着しますが、
深いところへ沈着させないことが重要です。
次回へ続きます。